2011年3月2日水曜日

樽茶研究室 - 東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻

今回は樽茶研を紹介します。
まずは動画を見て下さい。



動画をアップしているのは慶応大学のようです。

研究内容は低次元電子系の量子輸送、電子状態とスピン相関、スピンを利用した量子情報処理の物理とハードウエアの実験研究を行っています。
スピンを扱った研究室群に含まれます。
詳細はホームページがあるので、そちらを見ていただければと思います。

2010年12月21日火曜日

FIRST 最先端研究開発支援プログラム

これは、日本の量子コンピュータの最先端を行く大学、企業が集まった量子情報や量子コンピュータを実現するために活動している団体です。
詳細はサイトがあるのでそちらを参照していただきたいのですが、日本の大学で研究する時の一つの指標になるのではないかと思います。

サイトのURLは↓↓↓↓↓↓↓↓

http://first-quantum.net/

2010年8月8日日曜日

井元研究室 - 大阪大学基礎工学部電子物理科学科(大阪大学大学院基礎工学研究科物質創成専攻物性物理工学領域)

今回は、井元研究室の紹介をします。

この研究室では、量子光学の基礎研究をはじめとする量子コンピュータの実現に向けた研究を行っています。
論文発表や、国際会議にも多く参加しているようです。

詳細についてはリンク集を作っているので、興味がある方はそちらから勉強してみるのもありかと思います。

量子コンピュータの実現に向け、様々な研究アプローチの仕方があり、非常に興味深いです。
それぞれのメリット、デメリットがあり、それを克服、また生かしていくことから、新たな発見というものができるのでしょうね。

2010年7月31日土曜日

伊藤研究室 - 慶応義塾大学理工学部物理情報工学科

今回は、伊藤研究室の紹介をします。

まずは、youtubeの動画があったので載せておきます。


普通のシリコンを用いた半導体の微細化は、限界が近づいていると言われています。
微細化が進むと、コンピュータの処理能力も上がり、これまでのコンピュータの発展はこの「微細化」による寄与がとても大きいのです。

しかし、これからの時代、微細化に寄らず、新しい方向性として、シリコンでも量子コンピュータの研究を行っているのです。

動画があるので、わかりやすく、興味もわきやすいと思います。

2010年7月30日金曜日

青柳研究室 - 東京工業大学大学院総合理工学研究科物理情報システム創造専攻

今回は、東京工業大学の青柳研究室を紹介します。

この研究室では、ナノエレクトロニクス、つまりは半導体の研究を行っており、ナノ構造を用いたさまざまなアプローチを行っています。
その中で、ナノ構造を用いた量子コンピューター実現への基礎研究も行っています。
GaNを用いた量子コンピュータの基本素子の開発や、量子ドット内単一電子スピンを用いる量子ビットの開発、選択成長法で作製したGaN量子ドット構造の開発など、ナノテクノロジーに基づいた、量子井戸による重ね合わせ状態をつくることによって、量子コンピュータに関する基礎研究を行っている。

固体の量子状態は、すぐに解けてしまうのがかなりの課題なので、これをうまく続けることができることが必要であると考えられています。

北川研究室 - 大阪大学基礎工学部電子物理科学科(大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻)

今回は、大阪大学の北川研究室を紹介します。

北川研究室では、NMR(核磁気共鳴)を用いた量子コンピュータの研究を行っています。
NMRは、量子ビットの初期化が非常に困難なことから、主に、初期化に向けた研究が行われています。
それ以外の点においては、他の量子コンピュータの研究の中では、比較的、実現可能性が高いとされています。

NMRでは、核スピンをQ-bitとして扱うので、この核スピンにRF照射を行い、それによる磁化の測定によって、スピンの操作を観測しています。
化学系の人がよく用いている装置でもあり、化学系の知識も必要になってきます。
しかし、電気系の領域であることもあり、共振器や、フィルターなどの開発なども行っているみたいです。

古沢研究室 - 東京大学工学部物理工学科(大学院工学系研究科物理工学専攻)

今回は、東京大学の古沢研究室を紹介します。

古沢研究室では、量子光学的手法を用いた量子情報物理の研究を行っており、主に、量子テレポーテーションに関する研究を行っています。

量子テレポーテーションとは、波動関数を伝送することなのですが、通常の古典的な方法では不可能です。波動関数を規定するには共役物理量の同時確定が必要ですが、これは量子力学の根幹である不確定性原理に矛盾するからです。量子テレポーテーションでは、EPR(アインシュタイン、ポドルスキー、ローゼン)相関のある光を用いて、この不確定性の壁を回避しています。また、EPR相関は量子コンピューターの核となり、量子テレポーテーションの研究は量子コンピューターの研究であるとも言えます。

なんと、この研究室は、量子テレポーテーション実験に世界で初めて成功した研究室なのです。
光学系の量子コンピュータの研究室は、テレポーテーションの研究をやっているところが多いですね。



量子コンピュータの研究室を目指している人たちの役に少しでも立てばと思います。